吸玉

■ 吸玉とは

　吸玉とは、数千年の歴史をもつ中国の民間療法の一つです。ガラス、プラスチックなどでできた球体状の容器（吸玉カップ）を皮膚に付着させ刺激を与えることによって、血液の循環をはかり血行をよくします。

■ 吸玉

　当サロンの吸玉では、皮膚に吸玉カップを主に下記のような2つの方法で吸着させ、刺激を与えることによって、血液の循環をはかり、「汚れた血液」、「詰まった血管」を吸い上げ新しい血液の流れを作ります。

　● 全身吸玉

　全身を満遍なく吸着する方法です。背中全体とか、お腹全体とか、足、腕といった具合に、とにかく広い範囲に吸玉カップを吸着する方法です。
　吸着時間を短めにして（1ヶ所1分～2分）次々と吸着していきます。
　はじめは弱い吸圧からはじめ、慣れてきたら段々と強くしていきます。

　● 局所吸玉

　症状に関係した部位を集中的に吸着する方法です。不調のある部位やそれに関係した経穴（ツボ）などを中心に吸玉カップを吸着する方法です。
　吸着時間は1ヶ所10分とか、あるいはもっと長く吸着することになります。
　吸引圧もやや強く(高く)するのが普通です。

　当サロンでは、これら2つ方法を適切に組み合わせながら施術していきます。

　　　吸玉ポンプ　　吸玉カップ

　● 吸玉の効果

　当サロンの吸玉では、主に下記のような効果が得られるように施術を行っています。

　●　むくみ解消効果
　　　リンパや血流を改善し身体が温まるとともに、余分な水分代謝を高めます。

　●　リラクゼーション効果
　　　筋肉の緊張緩和による疲労回復を促しマッサージ効果、癒し効果を高めます。

　●　美肌効果
　　　皮下の老廃物やセルロイドの代謝を高めます。
　　　血行を改善することで、デトックス・新陳代謝を促進します。

　吸玉では施術後、施術場所に吸玉カップによる丸い跡（色素反応）がつきます。その場所と色でどの程度その部位に機能低下があるか見当がつきます。
　色は主に、下記4種類に大別できます。

　　1：薄いピンク
　　2：鮮やかなピンク
　　3：黒っぽい赤色
　　4：暗い紫色

　1が最も反応が弱い状態で、2、3、4の順番に反応が強い状態を示しています。
　一般に反応が強いほどその場所に相当する部位の機能低下があることになります。
　症状が辛い方ほど、反応が強くでますが、吸玉の施術を重ねるごとに薄くなる傾向にあります。

　当サロンの吸玉は、次のような方におすすめです。
　　●肩こり　●冷え性　●肌荒れ・肌トラブル　●背中のニキビ・吹き出物
　　●腰痛　　●胃腸の不調　●便秘

　● 施術後の注意点

　　・色素反応は1週間前後残ります。
　　・好転反応としてだるさや痛みがでる場合があります。
　　　（約2、3日で症状がなくなります。）
　　・常温か温かい水分を摂るようにしてください。
　　・約3時間は身体を冷やさないようにしてください。
　　・冷たいものや刺激のある食べ物を控えるようにしてください。
　　・その日に軽い入浴や早めの就寝をおすすめします。